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ITスタッフを雇うための助言-スキルとコミュニケーション力のバランスを保つこと

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Written by Chris Peters on August 12, 2008
Translated by TechSoup Japan on April 9, 2009

この記事はBill&Melinda Gates財団がパブリックコンピューターの維持とサポートに関する記事の収集と配布を目的として設立したTechSoupのMaintainIT Projectによるテクノロジーの助言と技術を収集したRecipes for a 5-Star Libraryの一章を書き換えたものです。

雇用は最悪の場合には退屈と不安をもたらします。苦労して履歴書を見通すのは退屈な作業ですし、間違った人物を雇うのではないかと考える事は私たちをびくびくさせます。そして非専門技術者がITスタッフを雇って一緒に仕事をする場合には、この不安要素はさらに大きくなります。どんなに困難な決定を下しても、成功するためには十分な計画からスタートしなければなりません。

  • 新しい従業員に何を求めているか本当に理解していますか?
  • 職務内容の記述は要求を反映していますか?
  • この雇用は終身か、フルタイムか、あるいは契約社員か?
  • インタビューチームに適切な人物がいますか?
  • 応募者に尋ねる質問について注意深く考えたことがありますか?

この10年間にITの配置に関する見通しにおいて変化が見られました。ある点において、ほとんどの経営者は技術というものを医学や法律と同じようなあいまいな神秘的な特性と考えていました。雇用の決定においては詳細な知識を持つことが人格よりも重要でした。最近、何年にもわたる挫折と伝達不良を繰り返した結果、ビジネスライターの中にはhire for attitude, train for skill(態度をもとめて雇用し、スキルをもとめて訓練する)という教義を説き始めた人がいます。もちろん多くのポジションにおいて長年の現場での経験や特殊技能が依然として最優先で考慮される事があるでしょう。正しいバランスは大部分において、既にチームで働いている人間と同様、個人の境遇に左右されるのです。

何故ITの雇用は重要なのか?

不適当な技術者を雇用すると、結果として長い間悩まされる事になり、結局はその問題人物は組織を去ることになります。履歴書やインタビューを再考する時、次の事柄を自分自身に問いかけて下さい。

・ 彼らは資産に懸命に投資するだろうか?

多くの突っ込んだ知識を持つ専門技術者は時々正しい選択と投資を行うのに必要な批評力のある思考や探求能力を欠いていることがあります。誰もが承知しているように、不適切な技術に投資したり不適切な売り手から買うことは資金や機会の観点から重大な損失の原因となりえます。

・ 彼らはエンドユーザーを理解するだろうか?

技術の天才たちの中には他の人々には限界があるという事を理解していない人がいます。彼らは時として自分の同僚が理解できない複雑で強力な技術に投資したがったり、あるいはソフトウェアを組織の他の誰も使ったり維持したり出来ないところまでカスタマイズしてしまうでしょう。

・ 彼らはいかに上手にコミュニケーションできるか?

ソフトスキルのないIT人間は、何事も技術をもって行うのを嫌う同僚と疎遠である事があります。または同僚とその場その場を基調として協力していく事は出来るかもしれませんが、新しいアイディアを伝達したり、周囲の人間の意見を一致させる能力を欠くことがあります。

・ 彼らは技術について熱心であるか?

雇おうとしている人間が、技術に対して正しい姿勢を有している事は明らかであっても、彼が現行のニーズを満たし、組織の将来のニーズに適合するよう技術を開発したり改善する事について熱心であるかどうかを確認するのが望ましいです。

・ 彼らは適切なスキルをもっているか?

考慮に入れている人物が必要とする全ての技術分野において完全なエキスパートでなかったとしても、彼らは組織にとって最善の決定を下す知識を持ってシステムを査定出来る基礎的な技術レベルを持っていなければなりません。

Key Actions/Getting Started スタートさせる基本行動

・ 雇用のプロセスに専門技術者を含める

職務内容説明書を書く事から最終インタビューと選考に至るまで全面的に雇用のプロセスに参加する事の出来る1、2名の信頼できる専門技術者を見つけましょう。

もし技術のバックグラウンドがないとしたら、募集するポジションの記述を立案したり、履歴書を見直したりインタビューの質問を書いたりするのを助けてくれる経験のある人物を見つけることが特に重要です。

・ 非専門技術者を雇用チームに招きいれる

1、 2名の非専門技術者を見つけ、彼らに初めから終わりまで雇用プロセスの一部を担ってくれるよう頼みましょう。もし志願者が彼らと意思を通じ合う事が出来なかったら、その人物は組織にとって適切ではないかも知れません。

 

代替のIT職員を置くためのシナリオ

減少している予算で、ノンプロフィットはフルタイムのITタッフ不足を満たす事に関してだんだんと建設的になってきています。

・ 技術者をシェアーする

小中規模のノンプロフィットは臨時にフルタイムの技術サポート従業員を雇うでしょう。その従業員は二つの組織の間で時間を分けて働きます。もちろんこれを昨日させるためには、あなたとパートナーがお互いに地理的に近くに居なければならず、双方が強い結びつきを持っていなければなりません。

・ その土地の契約社員を外部委託する

もしあなたの組織のITの仕事が週40時間以下を要する場合には、その土地のフリーランサーかITショップを考えてみましょう。彼らはあなたの分野について強い理解をしていないかも知れないし、必要とする時に必ずいつでも得られるわけではないかも知れませんが、人員不足でフルタイムの専門技術者を雇う十分な資金がない場合は、これは道理にかなった妥協策といえるでしょう。

反対に大都市においては、通常ノンプロフィットで専門に働くフリーランスの専門や契約社員を見つけることができます。

・ 売主と共に働く

交渉を行った保証とサービスプランに応じて、幾つかのITの仕事を売主に外部委託することが出来るかもしれません。しかし、このアプローチには多くの危険が伴います。電話でのトラブルシューティングやあちこち故障したパーツをメールで送ることは、しばし地元の人間と働くより沢山の時間を要します。大きな会社にはほとんど影響を与えないかもしれませんが、一方で小さな地元のITショップはより好反応を示すサービスを提供してくれるかもしれません。しかしもし地域で信頼できる契約社員を見つけることが出来なかったら、大きな製造会社はほどよい代替人員を準備してくれるでしょう。彼らに現地でのサポートを提供するか、またどんな環境の下で提供してくれるか尋ねてください。また、RMA'ing of partsについて聞いてください。RMAとはReturn Merchandise Authorizationの略語ですが、それは一般的にはまず初めに代替のパーツを受け取り、それから壊れたパーツを送る事を意味します。こうすることで所要時間が半分に短縮され効率的です。

より進んだリソース

・ Inc.comからのFinding and Hiring Great TechsはIt雇用についての従来の知恵に異議を唱えています。

・ 沢山の優れたオンラインの記事はプログラマーの雇用に焦点を当てていますが、一方これはいつでもノンプロフィットに一語一語当てはまる訳ではありませんが、基本的なアドバイスの幾つかは上手に言い換えられます。例としてHow to Hire the Best PeopleThe Guerilla Guide to Interviewingを見てください。

・ もしコンサルタントを見つけたいのなら、Techfinderでノンプロフィットへのサービスを専門に扱うITプロフェッショナルのデータベースを探す事ができます。Independent Computer Consultants Association (ICCA)とthe National Association of Computer Consultant Businesses (NACCB)も地域のIT専門家のためのコンタクトインフォメーションを提供してくれます。

著者について

クリスは技術ライターでITマネージメントガイダンスをライブラリーに提供する目的のTechSoupのMaintainITプロジェクトの技術アナリストです。彼は以前ワシントン州の図書館で技術コンサルタントおよび技術トレーナーとして、又Bill&Melinda Gates Foundationでは技術トレーナーや技術サポートアナリストとして働いていました。彼は1997年ミシガン大学にてM.L.Sを取得しました。