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ソフトウェア、ハードウェアのレビューの読み方

Credits:
Written by Michael Gowan on July 23, 2007
Translated by TechSoup Japan on April 9, 2009

アドバイスを見極めるためのヒント 

新しいソフトウェアを購入したりコンピューターのアップグレードをしたりする際には、まずお金を使う前に努力すること:選択肢を集め、レビューを読み、価格を確認してまたレビューを読むことが必要です。

多くの場合、レビューには様々な要素が取り込まれています。実際に製品を使用した人のレビューは、生産者側からの単なるスペック表示や誇張されたマーケティングに惑わされないための貴重な情報になります。

しかし、レビューについて実際の製品に対するほど吟味をすることはあるでしょうか。すべての意見が同程度に考慮されるべきではありませんし、あなたの決定を助けてくれる訳でもありません。レビューで語られていることをすべて信用することができますか。他者からのアドバイスに対して自信がもてるように、以下のヒントと考察を参考にしてください。

アドバイザーの影響

政治家がロビーイストの影響を受けていることを知るのが重要であるように、あるレビューの裏で誰がお金を支払っているかを知るべきです。コンピューターレポートなどのいくつかの出版物は、広告を載せずに読者の会費で成り立っています。この仕組みであれば、生産者側の影響を受けることはありません。

しかし、多くの雑誌やウェブサイトは広告によって成り立っています。必ずしもそこでのレビューが信用できないということではありませんが、そのことは頭に入れておくべきでしょう。広告料が閲覧者の数で決まるため、広告主の要望に合致して提供されるレビューは短期的なビジネスになりがちで、結局のところ読者がレビューを信用しなければ長くは読み続けられません。

ウェブサイトでは、その情報源そのものが管理していない広告を目にすることがあるでしょう。GoogleやAsSenseなどは独自にウェブサイトに広告のための場所を設けており、それぞれの情報提供者は表示される広告を管理することはできません。

ほとんどの出版物には、前か後ろのあたりに編集・出版に関する責任者が明記されたページがあり、ウェブサイトでは”About Us”という箇所に掲載されています。この情報が見当たらないようであれば、その情報源のインテグリティーには疑問を持つべきです。

共通のテーマについて複数の情報源をチェックすること

あるレビューについて疑問がある場合は、たった一つのレビューだけに頼らないことです。ある製品について少なくとも3つ、あるいは時間があればそれ以上のレビューを見つけるべきです。いくつかの出版物でネガティブなコメントがされていたら注意が必要です。逆に、共通して絶賛されていればその製品にはメリットがあるのでしょう。i Poneのイニシャルレビューでも同じことが言えました。ほとんどすべてのレビューは製品を気に入ってはいましたが、AT&Tネットワークとあまり特徴のない部分については触れていなかったのです。

一つの出版物の中の複数のレビューを読むこと

あまり馴染みのない情報源のレビューを見つけたら、その中の他のいくつかのレビューを読んでみてください。その情報源が、的確で信頼できるかどうかの判断基準になります。レビューの質にあまりに相違があるようなら信用するのは危険です。

期限

レビューはタイムリーであればこそ意味のあるものです。もしもあるレビューが何年も前のもので更新もされていなければ、対象の製品はすでにアップグレードされ、あるいは発生していたバグも解消されているでしょう。加えて、その製品が登場したときには注目度が高かったとしても、それを古く感じさせるような新たな競合商品が今では発売されていることもあります。しかし、CNETのようなウェブサイトでは新しい情報や改善にあわせてレビューを更新しており、レビューの利便性を高めているケースもあります。

数値の比較

PC MagazineやMacworld Magazineなどいくつかの技術系雑誌は、製品に対してベンチマークと呼ばれる共通のテストを実施しています。ベンチマークは製品の性能を公正に比較することができます。テストのスコアは基準値と比較され、数値的に製品を比較するための方法となりえます。ベンチマークを参考にする際は、数値が大きい方が良いのか小さい方が良いのか、スコアを解釈するための注書きなど基準値が何かを示すポイントを探してください。

人々の選択:ユーザーレビューブログ

一人の考えに価値があるならば、必ずとは言えませんが数百人の考えの価値はより大きいものです。いわゆるユーザーレビューは、Epinions.comのようなユーザーレビュー専用サイトやショッピングサイトのAmazon.com、CNETのような出版物を扱うサイトで見ることができます。このアイデアは、多くの人の声は製品の価値を判断するのに役立つというものです。多くのレビューを参考にしたいと考えているならば、とりわけとてもよい評価と逆に悪い評価を探し出し、より良い情報にたどり着くことが必要です。よほど強い感情を持っていない限り、人はレビューを書くことに積極的ではありません。プロのレビューワーには経験の多さと編集者つきというアドバンテージがありますが、本当のユーザーレビューというのはもっと感情的で、誰が信用できるのか本当にはわからないのです。

ふさわしい聴衆

ユーザーとしてあなたは初心者ですか、エキスパートですか、あるいはその中間でしょうか。レビューを読む際には、それぞれの経験のレベルに応じたものを選ぶ必要があります。もしコミュニケーションマネージジャーがITプロフェッショナルを対象とした雑誌を読んだとしたら、その雑誌に載っている製品のレビューはマネージャーにとって的を射たものにはならないでしょう。大多数の情報源のターゲット読者は中間層で(そのレベルにいれば十分だとは思いますが)、上級者にとっては十分な詳細の情報を得られるものではありません。

評判の良い情報源

以上でレビューの違いがわかるようになります。あなたにとってベストのレビューはどこにあるのか、まずはそれを明らかにすることが第一歩です。

消費者レポート

年に$26、あるいは月に$5.95で、キッチンのシンクからハードウェア、機械、ソフトウェア製品などを含め、あらゆるものについての消費者レポートのレビューを読むことができます。消費者レポートは広告を載せないので、一般的に客観性のあるものとされています。ウェブサイトでは頻繁にレビュー、製品比較、詳細なテストレポートなどが更新されています。

CNET

CNETはコンピューター、ソフトウェア、PC、Mac、Linax、テレビ、車に至るまで、考えられるものすべてを対象としています。すばやく、そして深くレビューをし、新たな情報があれば必要に応じてレビューを更新しています。加えて、ユーザーのコミュニティーが考察をより深めていますので、評判の良い専門家の考えと実際のユーザーの考えをあわせて確認することができます。

PC World and PC Magazine

主にビジネスユーザーにターゲットをあてており、雑誌とウェブサイト上にソフトウェアとハードウェアに関する深い考察のレビューが平易な言葉で書かれています。多くのレビュー上でベンチマーキングも実施されており、カテゴリー別に製品の総括もされているので簡単に製品の比較ができます。

Macworld

Mac OS関連の商品にフォーカスしており、Macユーザー、特にグラフィックデザイナーやクリエイティブな仕事をしている人には最適な情報源です。PC WorldやPC Magazineと同じく、ベンチマークや製品比較のレビューを提供しています。

Tom’s Hardware

かなり技術的なユーザー向けで、レビューの対象やその詳しさはすべてを知りたいと思うユーザーには理想的です。が、一般のユーザー向けではありません。

Gizmodo and The Apple Weblog

これらのブログは、最新のテクノロジーを紹介してくれるのに加え貴重な製品の最初の評価を提供してくれます。これらの筆者の考えには価値があるといえます。